2019/01/11
噂のマイニング専用RX470を改造する
2018年末くらいからパソコン工房に流れているらしい、RX470のマイニング専用版を改造する話です。
お約束ですが
ここに書いてある情報の利用は自己責任でお願いします。
この改造について
Twitterで「例のグラボ」とか言われたりして話題になっている、RX470のマイニング専用版を改造してみました。
在庫が尽きるのが早そうなので、PayPayチャレンジのボーナス残高を最大限活用して3枚買いました。
ちなみに、改造についての情報元は以下のpostです。
例のグラボを…
— はまっち (@Hamache9801) January 10, 2019
こうして
こうして
こうして
こうじゃ pic.twitter.com/9fTFhYnnNK
改造の方法
上のpostを見ればすぐわかると思いますが、単に未実装のパッド同士をUEWで直結させるだけです。
HDMIの信号線は差動駆動信号が4ペアあるので、8回繰り返します。
進捗です pic.twitter.com/r62lD2A42q
— NV(*´ω`*) (@nvsofts) January 10, 2019
片方をはんだ付けした上で、もう片方をデザインナイフで切るとちょうどいい長さにしていくことができます。
(1/12追記)チップコンデンサを使った行儀の良い方法があるので、そちらを使う方が安定した画面出力を得ることができます。
マイニング専用RX470のHDMIを安全に使用できるようにする。
BIOSを書き換える
このままでも一応映りはしますが、ビデオカードのBIOSがマイニング仕様に書き換えられているためかデバイスマネージャでエラー表示になってしまいます。 これを解決するには以下の記事にもある通り、ビデオカードのBIOSを書き換える必要があります。
まずは、使えるBIOSをここから落としてきます。
AMDのビデオカードのBIOSを書き換えるには、atiflashというツールを使うようです。
しかし、GUIツールだとサブシステムIDが一致しないというエラーで焼くことができません。
調べてみると、以下のページにあるようにコマンドラインから焼くことで回避できるようです。
管理者権限のコマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行することで焼けます。
> atiwinflash -f -p 0 Sapphire.RX470.8192.160715.rom
複数枚付けている場合、-p 0
のところをいじることで指定できます。
CrossFireする
ハードウェア改造を行っていない個体を使うことで、CrossFire構成を組むことができます。
なお、ビデオカードのBIOSを書き換えないとCrossFireの相手として認識してくれません。注意。
映像出力可能化改造済み+未改造の組み合わせでCF有効になった(二つともBIOSは書き換え済み) pic.twitter.com/fKfNExTPzF
— NV(*´ω`*) (@nvsofts) January 10, 2019
次は?
未実装になっているもう1つのHDMIや、DisplayPortの端子を復活させてみたいですね。