2025/12/16
VOICEROID2のライセンス認証はどう変わったのか?
この記事は、ぼすきー Advent Calendar 2025の16日目の参加記事です。
相変わらずですが
このページを読んでも、割る方法は書いてないのであしからず
AITalk系をとりまくライセンス認証事情の変化
AITalk系のソフトで古いアクティベーション方式を取っている、AITalk 3および4のエンジンを採用している以下のソフトは、2026/03/31で古いアクティベーション方式が廃止されます。
- 音街ウナTalk Ex
- ガイノイドTalk
- ギャラ子Talk(これだけ正式発表を確認できませんでしたが、AITalk 3なので影響を受けるはずです)
- VOICEROIDシリーズ
大半のソフトは後継が発売済みのため、古い方はそのままサポート終了、ということになっています。 しかしVOICEROIDシリーズのみは新しいサーバーにてサポート継続、ということになっています。
そこで、インストーラーのファイルを確認することでどのように変わったのかを調べることにします。
ファイルを展開
サポートサイトから、VOICEROID2のv2.2.0.0のアップデータをダウンロードします。 そして適当にインストールするなり、msiファイルをばらすなどして、インストールされるファイルを得ます。

ファイルを確認すると、DeactivationTool.exeが増えていることが確認できます。
これはSentinel LDKをDRMとして採用していた頃にはなかったファイルです。
代わりに、hasp_net_windows.dllなどのSentinel LDK関連のファイルは含まれていません。
念のため、A.I.VOICE2のファイルを見てみると、AI.Framework.License.dll などのファイルは共通して存在しますが、同じくSentinel LDK関連のファイルは含まれていません。

DeactivationTool.exeは起動させるとAITalk 5、つまりA.I.VOICE以降に追加されたディアクティベーションツールが立ち上がります。
このあたりを見ていくと、Sentinel LDKを使っていた古いDRMから、現行のエーアイ製品で使われている新しいDRMへと移行したことが推察されます。
PC構成変更時は?
そこで気になるのは、PC構成を変更したときに認証済みのライセンスが無事かどうか?ということです。
自分の経験や聞いた話レベルですが、今までのSentinel LDKを使っていた頃は、ライセンス認証が外れるのは誤爆に近い謎の理由であることが多く、PCの構成変更をしても外れることはありませんでした。
しかし、A.I.VOICE以降ではCPUなどをちゃんと見ているらしく、少なくとも世代をまたぐような大幅な変更ではライセンス認証が外れてしまいます。 そのため、2026年4月以降も新規アクティベーションができる、新しいバージョンのVOICEROID2においては、ライセンス認証が保持されるかのルールはA.I.VOICE以降と同じと考えるべきです。
幸いなことにディアクティベーションが可能になったので、PCの構成変更の作業前に一度ディアクティベーションをすることをおすすめします。